タナー・ガダスカスのスモールウェーブ理論

サーファーマガジンでの最近の記事:タナーがお気に入りのスモールウェーブ用ボードについて解説。

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左から順番に

 

The ROCKET 9

5’9”×19 1/2”×2 7/16”

サーフボードの場合、ある人にとってゴミのようなものでも、他の人にとっては宝物のようになることがある。このボードは僕が嫌っている人からもらったものなんだけど、一本目の波でこれがマジックボードだってわかった。大きめのフィンをセットすれば、波のポケットでパンチの効いたターンが可能なんだ。スラスターとは感触が異なるんだけど、小さなスタビライザーがついてるからツインフィンのときのようにテールがルースにスライドしない。

 

The SIX-CHANNEL NEW FLYER

5’9”×19 3/8”×2 7/16”

これはボビー・マルチネスのThe Flyerさ。6チャンネルが施されていて、4フィンのセッティングなんだ。だからグラッサー泣かせのボードだよね。だから僕にとって王様がオーダーしたようなボードっていう感じなんだ。これはクリーンでグラッシーなコンディションのロウワーズだと、今までにないくらい最高に調子がいいよ。すごく速くて、まるでロケットのようさ。兄のデーンがこのボードにアートを手がけて、ボトムには「宇宙船地球号で往航中。目的地は不明」っていうサン・ラからの引用を乗っけたんだ。

 

The HIGH FIVE

5’8”×20”×2 1/2”

このボードはテールエンドがすごくワイドだから、驚くほど速く波の上を滑走するし、パワーのない波でもスケートのような感じで乗っていくことができるんだ。一度進み出したら、おそらくスモールウェーブでは今まで感じたことがないほど速く走るボードだね。だけど波のポケットではちょっとトリッキーな動きをするから、通常より横方向のアプローチになるはずだよ。

 

The SEAL TOOTH

5’8”×19”×2 1/2”

これはデーン・レイノルズが僕のためにハンドシェイプしてくれたボードなんだ。すごくファンで、変わった感じのボードさ。だからこそハンドシェイプのボードはクールなんだよね。ハンドシェイプのボードは繊細さが必要なんだけど、クセを自分のものにするのが楽しいんだ。大きなツインフィンと小さなセンターフィンが付いていて、ウイングも入っているし、テールエンドは狭い。この狭いテールエンドが波のポケットで上手く機能してくれるんだ。でも、実際には結構どんな波でもいけるオールラウンドなボードなんだけどね。

 

タナー・ガダスカス

 

撮影:エリス