デーンはモーガン・マッセンに心を開き、語った:マリンレイヤーについて、ムービー“Slow Dance”について、ビッグウェーブについて、レッドブルについて、そしてケリー・スレーターについて。
Stabマガジン70号より:子供じみたうぬぼれ、鬱屈した思春期、何かに取り憑かれたかのような異性間交遊…そうしたデーン・レイノルズの“男”を感じさせるものがこの記事には詰まっている。写真はすべて最近旅したメキシコで撮影されたものだ…。
インタビュー&撮影:モーガン・マッセン
Stab:オッケー、テープは回ってるな。初めに…
Dane:なんてこった、うちの犬たちがおかしいぞ! 最悪だ、おいブギー!(パンとブギーはなにやら乳繰り合っている)
Stab:イッちゃったの?
Dane:ブギー、あれはお前の妹なんだぞ!
Stab:かわいい! 俺たちは撮影でメキシコまで行ってきたわけだけど、俺が知りたいことは、カメラで撮られている状態でパフォーマンスすることのプレッシャーっていうのはどんな感じなのかってことなんだ。
Dane:そうだね、今回、メキシコの旅で課題にしていたのは、2年前に“ロストインタレスト”のトリップでメキシコに行ったときと比較して、今の自分がどうか? ということ。頭の中でイメージして、2年前よりサーフィンがよくなっているのを確認するようにしているよ。そうして自分自身にかなりプレッシャーを与えて、次に焦りすぎないようにしながら自分が今までやってきたことを繰り返してやったりして…。僕はときどき考えすぎるんだ…。
Stab:その2年前のメキシコでのサーフィンを基準にして、それをキープしようとしているの?
Dane:いや、そのときの自分のサーフィンが基準っていうわけじゃなくて、それはやっぱりあくまでも2年前のサーフィンだし、それをキープしたいんじゃない…。もっと上手くなりたいから、同じことをできるようにしようと考えるべきじゃない。違うことをトライするように考えないといけないんだ。
Stab:自分のウェブサイト“マリンレイヤー(Marine Layer Productions)”はどれくらい重要視してる?
Dane:メディアで出てくるものはすべて誰か他の人の表現だし、自分が口にしたことをその誰かがどう捉えたか、ってことなんだ。“What Youth”でケリーとインタビューを受けたとき、インタビューワーが言葉をどれくらいいじって整えるのかわかった。もし言葉通りに掲載したら、なにがなんだかわからなくなるからね。だからメディアがどんなことを言おうとしているのか、どんなことを掲載しようとしているのか、概要を理解しなくちゃいけない。他の人がインタビューをどれくらいダメにするのかがわかった目からウロコの出来事だったよ。でも、マリンレイヤーはそういったことがない。雑誌とかスポンサーとかそういったフィルターで発言がゆがめられることがないんだ。自分が好きな音楽を入れて、自分が好きなフッテージを載せる。それだけだよ。だから、自分にとってはかなり重要なものだと感じているんだ。
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