エピックコンディションとなったチョープーでのビラボンプロ・タヒチ

 

これまでのサーフィンコンテストの中で一番スゴかった? ケリーは言う。「イエス」

 

ビラボンプロ・タヒチの最終日、海は確実に生きていた。この日はヒートというヒートで海とコンペティターたちがともになって素晴らしい見せ場を演出してみせた。最も期待の高かったヒートはケリー・スレーターvs.ジョンジョン・フローレンスで、まさに期待以上の戦いが繰り広げられた。ジョンジョンは4本の波に乗り、ケリーは3本でがっぷり四つの同点。ジョンジョンは終了直前に波を捉えようと試みるも上手くいかず。ASPのルールによれば、同点の場合は1本の波で最も高得点を出した選手が勝ち上がることになっており、よってパーフェクト10を叩き出していたケリーがファイナルへと進んだ。

 

ケリー・スレーターとガブリエル・メディナによるファイナルでも似たような展開となり、エピックな波がブレイクする中、お互いの戦略が激突。結局、ガブリエルがサーフィンファンなら誰もが忘れることができない勝利でトロフィーを手にした。

 

ケリー・スレーターが乗っていたボードは、The Semi Pro 12の6’1”×18 1/4”×2 3/8”で26.7L。

 

最後の2ヒートだけではなく、CIのチームライダーたちにとってもこのコンテストは非常にエキサイティングなものとなった。

 

ラウンド3では、CIチームライダーであるカイ・オットンとナット・ヤングの2人が対戦し、両者ともトータルで18ポイント以上のスコアをマーク。結局、カイがチョープーで最も長いバレルとみんなが口を揃えて言っていたこのラウンド2本目の10ポイントライドで勝ち上がった。

 

同じラウンド3のヒート8では、シーバスがジョンジョンと対戦。シーバスは素晴らしい9ポイントのライディングを2本重ね、続くラウンド3残りの4ヒートですべて勝ち上がれるトータルスコアを叩き出したが、惜しくも敗退。

 

CIチームライダーの中ではケリーとカイは10ポイントをマークしたが、それにしても9ポイント前半のスコアがベスト2にカウントされないくらいのハイレベルな展開…。

 

もう一度聞こう。これまでのサーフィンコンテストの中で一番スゴかった? 君はどう思う?

 

なお、CIチームライダーのクイーバーは以下の通り。

 

ケリー

6’1”×18 1/4”×2 3/8” 26.7L The Semi Pro 12

 

ナット・ヤング

6’3”×18 1/2”×2 5/16” The Taco Grinder

6’5”×18 1/2”×2 5/16” The Taco Grinder

 

カイ・オットン

6’6”×18 5/8”×2 3/8” 29.5L The Proton Step Up

6’8”×18 5/8”×2 3/8” 31L The Proton Step Up

 

セバスチャン・ジェッツ

6’3”×18 3/4”×2 5/16” The Taco Grinder

6’5”×18 3/4”×2 5/16” The Taco Grinder

 

撮影:ライアン・ミラー・フォトグラフィー