サンフランシスコで行われたリップカールプロサーチで、足首を怪我してしまったパトリック・ガダスカス。そんな彼を治療後にキャッチした…
トラビス・リー:で、ロデオフリップして、着水したあと、何が起こったの?
パトリック・ガダスカス:着水したとき、「ポンッ」っていう大きな音が聞こえたんだ。足首だと思ったけど、ボードかも知れないし、ちょっとよくわからなかったよ。それから鋭い痛みを感じて、「オー!ノー!」っていう感じになった。だから感触を確かめようとしてカットバックをしようとしたんだけど、すごい痛みを感じて…。そのあと、ビーチに打上ったクジラみたいな格好で海からあがってきたよ。
トラビス:大勢の人たちがみている中でビーチに倒れ込んで、どんなことを考えていたの?
パトリック:とにかくそのときは「明日サーフィンできなかったら最悪だとか「6ヶ月ツアーから離れることになったらどうしよう」って考えていたよ。起きたことに対して落ち込んでいたね。
トラビス:医者の診断はどうだった?
パトリック:グレード3の足首の捻挫だって。
トラビス:翌日すぐに治療に向かったって聞いたけど。
パトリック:うん。1日休んで、足首周りの腫れをどうにかしようと思って行ったんだ。今はリハビリの段階で、松葉杖が取れたところ。いい感じで快方に向かっているよ。ちょっと痛みは残ってるけど、普段あまり使わない筋肉の部分だから大丈夫。ちょうど動き始めようとしているところだよ。
トラビス:いつくらいにサーフィンできるようになるの?
パトリック:パイプラインのコンテストにはツアーに戻れるように進めているよ。僕もそうであったほしいと願っているけど、すべては回復のスピード次第だね。
トラビス:怪我をして一番辛かったことはなに?
パトリック:たぶん今はサーフィンできないっていうことが僕にとって一番辛いことだね。ノースショアに行きたいよ。だけど、自分の時間を楽しむように努力はしてる。音楽のレッスン(ピアノとバンジョー)を受けて、忙しくしているし、それはそれで楽しいよ。
トラビス:怪我をしてから、サーフビデオを観たりオンラインで大会をチェックしたりしてる? もしそうなら、そういったことは感覚を鋭くキープさせるのに役立ってる?
パトリック:うん。古いVHSのビデオを引っ張りだしてきて、楽しんでるよ。特に気に入ってるのは “Searching for Tom Curren”だね。今、ハレイワの大会はストップしてるけど、もしスタートしたら若いサーファーたちのライディングをチェックするはずだよ。
トラビス:ありがとう、パトリック。早く良くなるといいね。パトリックがまたサーフィンしている姿を見るのが待ち遠しいよ。