ケリー・スレーターと食

彼が摂取する食べ物に関する、「フード・リパブリック」とのインタビュー

ケリー・スレーターはよく食べると同時に、自分の体になにを入れるのかということに気を使っている。この事実はとても理解にたやすいことだ。なぜなら、結局、この39歳のチャンピオンはたった二本の足と一本のサーフボードで、偉大なる大海原からのうねりに立ち向かっていかなくてはならないのだから。しかも高速で。つまり、ジャンク・フードを貪り食べてビール腹を抱えるような人にはまったくもって向かないアクティビティなのだ。

 

海洋環境保護の積極的な活動家であり、比較的お手軽なチェーン店レストラン「ダフニーズ・カリフォルニア・グリーク」の大使でもあるケリーは、海の中でも外でも自分なりの原理に基づいて行動している。しかし、最近の「フード・リパブリック」とのeメール・チャットで述べている通り、ケリーは必ずしもフィッシュ・タコスを食べないということではないらしい。

 

ー最初に、キミは今どこにいて、なにをしているの?

「今はサンタバーバラにいて、ハワイで残りの冬を過ごす前に、サーフィンしながら、こまごましたことをこなしているよ」

 

ー食べ物がサーフィンに与える影響はどれくらいあると思う? 持久力を高める効果のある炭水化物の集中摂取をしたりしている?

「食べ物はなにをするにしても影響するよ。集中力だったり、身体的な強さだったり、スタミナだったり。フルーツからタンパク質、野菜、カニに至るまで、さまざまな食べ物をバランスよく取らなきゃいけないんだと思う」

 

ーサーファーはタコスをいっぱい食べるっていうのは一般論だと思う?

「そうでもないんじゃないかな。サーファーにとってフィッシュ・タコスは欠かせない食べ物だとは思うけどね。だからといって、それが悪いわけじゃないと思う」

 

ーキミの食べ物の歴史について教えてくれる? なにを食べて育ってきたか、とか。

「そんなにいっぱい食べてたわけじゃないけど、飢えていたわけでもないよ。ただ、糖分とアイスクリームとかの類いはたくさん食べてたなぁ。20歳くらいのとき、健康に関して自分自身で勉強し始めて、食べ物が体の中でどうなるのかを学んだんだ」

 

ーキミは40歳になるわけだけど、年を取るにつれて新陳代謝は変化していった?

「自分で気づく範囲ではないかな。今までと同じように調子はいいし、体重の増減もないよ」

 

ーキミは旅をたくさんするけど、日常の決まり事を守るのは難しくない?

「旅先でいつもと同じように決まり事をこなすのは難しいね。こういった生活を何年も続けてきて、どこにいたとしても簡単にできることを基本として上手くやっていく方法を身につけたよ」

 

ー食べ物に関して、キミのお気に入りのスポットはどこ? おすすめのレストランはある?

「フランスは大好きだね。パリはすばらしいよ。ニューヨークにはすべてが揃っている。LAも捨てがたいし、シンガポールには大好きなアジア料理やスパイシーな食べ物を始めとした世界中の最高の料理がある。ボクのお気に入りのレストランは、フランスのビダールにあるラ・タンティナ・デ・ラ・プラジャ。スペインに近いビーチに建つバスク・シーフード・レストランなんだ」

 

ーキミは海の環境を守るために、環境問題に関わっているよね。魚を乱獲することについてはどう思っている?

「これは大きな問題だね。だけど、世界が莫大な人口を抱えているのも事実。だから、ボクたちは5年先10年先、もしくは50年先100年先を見据えて、短期的な視点と長期的な視点の両方からなにか解決策を見つけ出さなきゃいけない」

 

ーキミは魚選びのアプリ(許容または絶滅寸前の魚のリストを示すアプリ)みたいなものは利用しているの?

「いや、してないよ。でも、どの魚を食べて、どの魚をオーダーするべきか、かなり勉強したよ」

 

ー海やリーフを守る活動を行っている団体で、人々にサポートを訴えたい組織はある?

「最初に思いつくのはプラスチック・ポリューション・コウアリション(Plastic Pollution Coalition)だね。今は活動から離れているけど、過去数年間彼らの活動に少し参加していたんだ」

 

ーキミのお気に入りの飲み物はなに(アルコールであれノンアルコールであれ)?

「朝はお湯にレモンとハチミツを入れたものが好きだね。日中は絞り立てのジュース。あとはアーモンドミルクとスムージーかな」

 

ー料理はするの? もしするなら一番の得意料理は?

「パンケーキを作るのは上手いよ」

 

ー最後の質問。コンフォート・フード(くつろいだ、幸せな気分にさせてくれるような、シンプルな料理)だったら、なにを食べる?

「ホットチョコレートと、たぶんスープだね」