2012年ベルズビーチ用ケリー・スレーターのクイーバー

デッキコンケーブ、5フィンFCS設定、ラウンドテールにスカッシュテール、EPSフォームにポリウレタンフォーム、The Semi Pro 12にThe Fred Rubble……ケリーはベルズビーチのさまざまなブレイクに会わせてボードを用意した。

 

もしかしたらこのケリーのクイーバー写真を見た人は、今年のベルズビーチのコンテストにケリーは参加しないんじゃないかって思ったかもしれない。

 

ケリーおよびベルズビーチの予想:

 

  1. イベントが意外と早く終わる可能性がある
  2. 最初の1週目はオーバーヘッド以上のサイズが予想される
  3. ケリーは現在、オーストラリアにいて、そこでこの写真を投稿している

 

以上のことから、ケリーはたぶん会場に現れるはずだ。

 

今年、ケリーはボードの選択幅を少し広げた。長くする必要はないが、幅を広くするように設定した。すべてのボードには薄くデッキコンケーブが施されている(初めて乗った瞬間に足下でグルーブ感を得られるだろう。慣れるには数日、場合によっては数週間かかるかもしれないが、水面が近く感じられるはずだし、ボードと繋がっている感覚を得られるに違いない)。幅のレンジは、潮が引いたときの波のポケットを攻めるようなブレイクには18 1/4”、リンコンのような波には18 3/8、潮が満ちてきてサイズが小さく、ブレイクが厚い波には18 5/8”を用意した。ベルズビーチの波はスロープの緩やかなフェイスが特徴のブレイクなので、実際に幅をやや広く設定したほうが波質に合っているのだ。

マーガレットリバーはベルズビーチの練習にはぴったりの波だ。これら二つのサーフポイントで割れる波の質には多くの共通点がある。例えば5’8”×18 3/8”5フィン、スカッシュテールという設定のボードが一方のポイントで上手くはまれば、もう一方のポイントでも似たようなボードを選択する可能性が高い。もし変化をつけるとすれば、5’9”5フィンのボードを見てもらえばわかるように、ラウンドピンにして、エポキシにするといったところだろう(ラウンドピンのほうが少しだけホールドしやすく、カットバックやトップターンのときにきれいなラインを描くマニューバーを決めることができるーこれは長い壁を伴うベルズビーチの波にはもってこいなのだ)。

また、ケリーはベルズビーチの波が上がったときのために、6’0”×18 3/8”のラウンドピンで、テーパー気味のレールの厚さが2 1/4”、センターの厚さが2 3/8”という若干ボリュームのあるボードもオーダーした。胸の下辺りの十分な厚みがパドリングを容易にし、サイズのある日でも波を捕まえやすくしてくれるのだ。たとえジェットスキーによるアシストがない場合でも威力を発揮するし、素早くポイントまで戻って他の選手より先に波をキャッチするのを手助けしてくれるはずだ。

左から

  1. 6’0”×18 3/8”×2 1/4”The Semi Pro 12 — ラウンドピン、5フィンFCS、コンケーブデッキ
  2. 5’9”×18 3/8”×2 1/4”The Semi Pro 12 – スカッシュ、5フィンFCS、コンケーブデッキ
  3. 5’9”×18 1/4”×2 1/4”The Semi Pro 12 – ラウンドピン、5フィンFCS、EPSフォーム、コンケーブデッキ
  4. 5’9”×18 5/8”×2 1/4”The Fred Rubble – ラウンドピン、5フィンFCS、EPSフォーム、コンケーブデッキ
  5. 5’9”×18 3/8”×2 1/4”The Fred Rubble – ラウンドピン、5フィンFCS、EPSフォーム、コンケーブデッキ
  6. 5’9”×18 1/4”×2 1/4”The Fred Rubble – ラウンドピン、5フィンFCS、コンケーブデッキ