イェデン・ニコルについて

ウエスタンオーストラリアからサンタバーバラへと至る中で、イェデンはその道のりを語った。これこそ彼が学んだことなのだ。

撮影=スティーブ・シャーマン

グレースタウン(ウエスタンオーストラリア南西部)で育った僕は、物事を深刻に捉えすぎないことを学んだ。僕はいつもそこで育ったことに感謝していたし、すべての瞬間を楽しむようにしていたんだ。逆にそうしない理由なんてどこにあるんだい? 僕はネガティブな考え方が本当に好きじゃなくて、それは僕が避けてきたことの一つなんだ。あの土地っていうのはネガティブな思考が育ちにくい場所なんだけど、オーストラリア全体で見るとマジで成功してる人を非難する傾向があるよね。

 

土地や通貨、ツーリズムのブームが起こる以前の15年前は、この土地はかなり田舎だったんだ。一つの道に入ったら、その道から出るしか方法がなかった、ただの行き詰まったサーフィンタウンだった。たぶん今でもそういう部分はあると思う。だから町自体が沈滞しているような雰囲気なんだ。多くの人がマリ○ァナを吸っていたし、波がないときにはみんなマリ○ァナに酔っていた。退屈が人々の心に入り込んで、他の人より遠くに小便を飛ばす遊びをしたり、そんなくだらないことをしていたんだ。

 

(伝説的なウエスタンオーストラリアの反英雄)ジェームス・カットは下衆な奴だったよ。彼はいつでも下衆だったさ。僕がガキの頃は彼の家まで行って、彼からデッキパッドをもらったり、盗んできた食い物を食べさせてもらったりしていた。彼らは食品貯蔵室や冷蔵室に侵入して卵や牛乳を盗んでは僕たちにもくれたりしていたんだ。僕が彼の家を出るときは、デッキパッドは半分だけしかゲットできなかったりしたんだけどね。一緒にサーフィンするときは、彼はいつも僕をバカにしていたけど(笑)、それはそれで楽しかったよ、僕も悪ガキだったからね。僕がまったくそんな状況を求めていないわけじゃなかったんだよ。

 

続きを読みたい人はStabMag.comまで。(英語)