ティミー・カランのボードデモ:The Semi Proを試し乗り

映像=カイル・マクレーナン
音楽=Alive At 27 “Firecracker” album-Less Angeles.

The Semi Proのディメンション
長さ:5’10”
幅:18 5/16”
厚さ:2 3/16”

ティミー・カランのディメンション
身長:5’9”(175cm)
体重:150lb(68kg)
デッキパッド:ネイト・タイラー・デザイン
フィン:フューチャーズAM2 Tecflex by Channel Islands

ティミー・カランのThe Semi Proに対するコメント

「まず、このボードをケリーと同じように乗ることができる人は誰もいないっていうのはわかるよね。僕は個人的に自分にはあまり合わないだろうと思えるボードをケリーが手にしてきたのを何度か見てきたし、それらのボードをケリー自身がマジックボードであるかのように見せているっていうのもわかっている。いや、これはマジな話…。だからケリーのモデルを乗りこなすのに手こずるかもしれないなと思ってた。たとえノーマルに見えるボードでも、ケリーにしかフィットしない秘密のコンケーブやロッカーが隠されていたりするんだ。誓って言うけど、ケリーは他の人にもフィットするように考えてボードを開発することは絶対にないね。僕が思うに、ケリーは自分自身にのみマジックボードとして機能するボードをデザインしているんだ。ケリーがもし誰に対してもすごく調子のいいボードを開発したとしたら、それは他のコンペティターに対してある意味アドバンテージを与えるようなものだからね。だからあり得ない話なんだよ…。

まぁ、僕はケリーの能力を誰かに納得してもらいたいわけじゃないんだけど、なにがおかしかったかって、そんなことを言いながらも乗ってみたら僕がこのボードをすごく気に入ったってことなんだ。かなりドライブするし、パンチのあるビーチブレイクでもホールドしてくれる。ノーズが細くて、数年前のボードデザインを思い出したよ。ロッカーの感じはすごくよくて、僕がこういったちょっとロッカーが強めのボードを好きな理由はいくつかあるんだ。一つに、波のポケットでロッカーが強めのボードのほうがフィットするから。僕が住んでる場所の波にも合ってるんだ。あとは、ロッカーが強いほうがエアーが格段にやりやすくなるから。空中に飛び出すときに、フィンが水面から抜けやすくなるんだ。このボードはある程度パワーのある波のほうがいいと思う。厚い波のポイントでも使ってみたけど、このボードのいい部分が消えちゃったような気がしたよ。それか、僕がいい部分を消したかのどちらか。使ったフィンは、AM2のフューチャーズ。もし夏用の調子のいいボードを探してて、このThe Semi Proをゲットするつもりなら、クアッドの設定のほうがいいかも知れない。そのほうが厚い波でも確実にスピードをつけられるからね。じゃあ、そういうわけで、次は海の中で会おう!」