ケリー・スレーターのボルコムフィジープロ2012用クイーバー

ケリーはクラウドブレイクとレストランツであり得るあらゆるコンディションを想定してボードをチョイス。

過去タバルアで多くの時間を過ごしているケリー。チャレンジングだけど、得るものも大きいクラウドブレイクとレストランツの両方のポイントを、心から気に入っているようだ。長めのボードの多くで、ケリーはノーズエリアに幅を持たせ、胸の下あたりのエリアにボリュームを取った設定を好んでいる。クラウドブレイクでは、チューブの中でドライブできること、そして必要なときに爆発的なスピードアップができることがとても重要になってくる。多くの水が動いているので、センター部分にはより一層の厚みが必要になり、そうすることでパドリングスピードが上がり、より少ないストロークでより大きなセットに行くことができるのだ。ケリーはターン時の繊細さを保つことができるやや薄めのセッティングのレールを好んでいる。レストランツには、波のポケットでタイトなターンが可能になり、スピードをつけることが容易な短めのボードを用いるケースが多い。そうすることで、チューブの先に出てしまうことなく、チューブの中に長くいることができるようになる。彼にとって、レストランツでの目標はチューブの中に深く、長くいることなのだ。

左から順に

  1. 5’10”×18 1/4”×2 5/16” ラウンドピン、FCS 5フィンセッティング、The Semi Pro12
  2. 5’10”×18 1/4”×2 5/16”(レールは2 1/4”) テールに向かってボトムは6チャンネル、ラウンドピン、FCS 5フィンセッティング、The Semi Pro12
  3. 5’11”×18 1/4”×2 3/8”(レールは2 1/4”) ラウンドピン、FCS 5フィンセッティング、The Semi Pro12
  4. 6’6”×18 1/4”×2 1/2”(レールは2 5/16”) ラウンドピン、FCS 5フィンセッティング、The Semi Pro12 Step Up
  5. 7’3”×18 5/8”×2 5/8”(レールは2 5/16”) ラウンドピン、FCS 5フィンセッティング、Mini Gun

写真にはないが、5’9”、6’0”、6’3”も用意。また、クラウドブレイクが大きくなったときのフリーサーフィン用に7’6”、8’0”、8’6”×21”×3”も持ち込んだ。