テキサス州ウェイコのBSRサーフリゾートは昨年大きな盛り上がりを見せましたが、サーファーたちにとっては、世界中で話題の波に乗るために海岸線を離れて飛行機でテキサスのど真ん中まで飛ぶというのは、まだなじみのあるものではないようです。

グロム仲間とウェイコに行けることになった、チャネルアイランズサーフボードチームの14歳のライダー コール・マカフレイは、偶然そこで伝説のサーフフォトグラファージミー・メティーコに出会いました。ヒューストン出身のジミーは、若い頃にサンタバーバラを拠点とし、チャネルアイランズサーフボードと協力し、カリフォルニアの海岸でトム・カレンとその友人たちの発展の様子を記録していました。その後彼は子育てのため、テキサス州のオースティン地区へ戻ります。しかし、サーフィンの方が再び彼を追いかけてくる形となり、今度はテキサスの地でサーフィンの進化を記録しているのです。

「コールのサーフィンは初めて見たよ」とジミーは言います。「彼のサーフィンの2つの点にとても驚いたよ。1つ目はエッジ・コントロールだ。コールはFeverモデルのレールの使い方をわかっている。彼はフィンをつけていなくても、レールだけでターンを続けることができる。まるでボードを意のままにあやつっているようだった。2つ目は一連の動きからわかるように、いくつもの信じられないようなフィン操作をしながらも、コールにはマニューバー全体を通して一貫したスタイルがあるってことだ。若いうちからスタイルが確立しているっていうのは、これからすごいことをやってのける人の特徴だよ。」

All images by Jimmy Metyko
画像：ジミー・メティーコ撮影