デーンとタナー・ガダスカスのタヒチアタック

サーフラインから情報を得て、ガダスカス兄弟は南太平洋へのトリップを敢行。話が上がってからわずか24時間でパッキングを終え、飛行機に飛び乗った。

 

デーン:

「最近、僕はどのボードがチューブの波に合うのかということについて、チャネルアイランズと一緒に研究しているんだ。これはクアッドで、チューブの中で速く、自由に動かせるボードだね。チョープーは新しいデザインを試すには理想的な場所だよ」

撮影:ティム・マッケンナ

ガダスカス兄弟が電話してきたときは、いつでも応える心構えはある。失うものはなにもないから。サーフィンに誘われるか、飲みに誘われるか、その両方か、結局そんなところなんだろうし。最悪の場合でも、電話を切ったときに笑顔で気持ちよくなれるようなかなりデタラメな話を聞かされる程度。でも、今回の様子はちょっと違った。

先週の水曜日に電話が鳴った。デーンからだった。彼はちょうど今年一番の波に当たったフィジーから帰ってきたばかりで、とぎれとぎれになる携帯の向こうからデーンのくだらない話が聞こえてきた。僕は世界のベストサーファーの前で見せたデーンとパットの勇敢なライディングに対し、ビールを1ケース奢ると言ったんだけど、驚くことにデーンはその提案を断ったんだ。彼はそのときすでに次のステージを見据えていたんだよ。

電話での会話はこんな感じだった。

「フィジーはすごかった。君たちが撮ったチョープーの写真を見たよ。あれにはみんな興奮していたね。うん、タナーの膝はよくなってきたから、チョープーでテストする準備はできているよ。うねりはチェックしたよね? 木曜日の夜に出発する予定で、金曜日と土曜日にサーフィンして、父の日には帰ってこようと思ってる。すげー興奮するミッションだよ! パットはこのトリップには参加しないで、フィジーのときにやった傷を完璧に治すって。なにか情報わかったら電話して。もう待ちきれないよ!」

彼らのやる気は果てしなく上がってきていたから、僕はすぐに気象予報士のところに走っていって言ったんだ。「あのタヒチのうねりは見た? ガダスカス兄弟がスコアしたがってるんだよ」

 

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