チャネルアイランズはケリー・スレーターの偉大なる50回目の優勝を祝福します!

フロントフィンにはK2.1、バックフィンにはFCSのプロトタイプを装備したケリーのラウンドピンThe Fred Rubble

The Fred Rubble

The Fred Rubble

The Fred Rubble

4位から3位にランクアップし、ケリーはタイトルレースのための足がかりを得た

撮影:ロウランド

もはや誰にとっても見慣れた光景。ケリーの50度目の優勝。撮影:シャーマン

ハーレーロウワーズプロという舞台がケリーの記録的なパフォーマンスを演出した。

公式のプレスリリースは以下の通り。だが、まずは彼を勝利に導いたThe Fred Rubbleの写真を見てほしい。

ロウワートラッセルズのクリーンな3〜5フィート(1〜1.5メートル)のコンディションの中で開催されたHurley Pro at Trestles のファイナルでジョエル・パーキンソン(オーストラリア)の演技を上回ったケリー・スレーター(アメリカ合衆国)がASP WCT通算50勝目の優勝を果たした。

2012 ASP World Championship Tour第6戦、Hurley Pro at Trestlesは、南カリフォルニアの最高なコンディションの中、ドラマチックなフィナーレとなった。

パーキンソンとのファイナルで、序盤から積極的にインサイドの小ぶりな波に攻めの姿勢に出たのがスレーターだった。クアッドフィンのサーフボードを選択したスレーターは、ヒートが進むにつれてどんどんと弾みをつけ、対戦相手のパーキンソンを苦しめながら、ロウワートラッセルズで3年連続、通算6回目の優勝を決めた。

「今回のイベントでは、ノッてるサーファーがパーコ(ジョエル・パーキンソン)だったし、その彼との対戦だったから開き直って戦うことができたよ」とスレーターは語った。「今回のイベント通してほとんどのヒートでパーコは圧勝してたからね。昨日はガブリエル・メディーナに対する勝利を始め、ほとんどの対戦相手をコンビネーションで負かしての圧勝だったし。僕がパーコに勝利するには単純に最もいい波を掴んで、普段の自分の力以上の演技をする必要があった。でも、海は完全に静まりかえっていた。僕のプライオリティがジャッジたちの判断で剥奪されて、今回自分の思うような展開に進まないと覚悟したんだ。それでも、プライオリティ剥奪の公式アナウンスが流れた瞬間に、パーコはいい波を掴むことができなくなって、そこから自分の優位な方向に進んでいったんだと思う。思えば、そこがターニングポイントだったね。これまで優勝したイベントすべてにおいて、そんな鍵となる瞬間があったんだ」

今回優勝したスレーターはASP WCTランキングでも3位に上げ、2012シーズンを通してのターニングポイントにもなり、弾みをつけて次回のヨーロッパシリーズに向かうことになった。

「このヒートが自分の今シーズンを決める大事なヒートになるってわかっていたよ」とスレーターは語った。「もしパーコが優勝し、さらに2000ポイントを上乗せしていたら、ランキングはまったく違っていただろうね。ヨーロッパに向けてやる気が出たよ。ロウワーズでは確かに好成績ばかりで、毎年それがプレッシャーにもなってる。ツアーではデビュー以来、それを感じてるんだ。通算50勝目の達成がここでっていうのも嬉しいね。初勝利もここだったから最高にハッピーだよ」

すべてのヒートでハイスコアをメイクし、Hurley Pro at Trestlesを通じて圧倒的な存在をアピールしていたのはジョエル・パーキンソン(オーストラリア)。ファイナルまでの好調ぶりをファイナルで発揮することができなかったパーキンソンだったが、今回は準優勝を果たしてASP WCTランキング2位という位置でヨーロッパに向かうことになった。

「ファイナルに進出できて満足だよ」とパーキンソンは語った。「タヒチでの負けほど落ち込んではいないよ。今週は好調だったし。僕はヒートのすべてでいい波に恵まれた一方で、ケリーはいい波に乗れずに苦しんでいたけど、それでも勝ち進んでいった。ファイナルだけはスローヒートだったね。一週間絶好調で、ファイナルでいきなり神様に見捨てられたようだったよ」

過去2度ASPメンズ世界チャンピオンに輝き、現在ASP WCTランキング首位のミック・ファニング(オーストラリア)も、今週のロウワートラッセルズで安定したハイパフォーマンスを終始披露し、大活躍を見せていた。そんなファニングもスレーターとのセミファイナルでは本来の調子を発揮することなく、イベントを同率3位で終えた。

「最初の2本の波をケリーに奪われた後でも、波さえ来れば逆転する自信はあったんだ」とファニングは語った。「だけど、突然波が来なくなった。自然が相手だから仕方ない。まったく反撃する機会がなかったね。少し悔いが残る結果だよ」

タヒチで優勝してHurley Pro at Trestlesに乗り込んだファニングは、今回でスレーターを上回る成績を残せば、2012年ASPメンズ世界チャンピオン争いで優位になることを十分承知していたはず。それでも今回は3位の成績を残したことで、最低限の仕事はこなしたと言う。

「ケリーと自分は共に今回自分が勝利したらタイトル争いで優位に立てることがわかっていたんだ」とファニングは語った。「ケリーはさすがにスマートな戦い方をしていたよ。僕には運がなかった。コンディションが味方してくれなかったけれど、3位はまずまずの成績。最低の仕事はできた。今回はかなり勉強になったイベントだね」

ASP WCTランキング5位のアドリアーノ・デスーザ(ブラジル)は、ラウンド5でガブリエル・メディーナ(ブラジル)、そしてクオーターファイナルでジョン・フローレンス(ハワイ)に勝利したが、セミファイナルではパーキンソンに敗れてイベントを同率3位で終えた。

「数ヶ月前、US Open でガブリエル・メディーナ(ブラジル)とすごい戦いをしながら勝負では負けちゃっていたからね」とデスーザは語った。「ガブリエルは本当に素晴らしい人間だし、素晴らしいコンペティターだよ。彼は間違いなく近い将来の世界チャンピオンの有力候補さ。今回、僕は運がよかっただけ。ヒートの序盤でどんどん仕掛けて、ガブリエルにプレッシャーを与えるようにしたんだ」

Hurley Pro at Trestlesについての詳細は下記公式サイトを参照願います:

http://www.hurley.com/hurleypro/

2012 ASP World Championship Tour の次戦は、9月28日から10月8日まで開催される Quiksilver Pro France となる。

HURLEY PRO AT TRESTLES ファイナル公式結果:

1 – Kelly Slater (USA) 16.50
2 – Joel Parkinson (AUS) 14.00

HURLEY PRO AT TRESTLES セミファイナル公式結果:

SF 1: Kelly Slater (USA) 17.27 def. Mick Fanning (AUS) 9.34

SF 2: Joel Parkinson (AUS) 18.26 def. Adriano de Souza (BRA) 13.43

HURLEY PRO AT TRESTLES クオーターファイナル公式結果:

QF 1: Mick Fanning (AUS) 17.60 def. Taj Burrow (AUS) 16.50

QF 2: Kelly Slater (USA) 15.17 def. Adrian Buchan (AUS) 11.93

QF 3: Joel Parkinson (AUS) 17.16 def. Jordy Smith (ZAF) 17.04

QF 4: Adriano de Souza (BRA) 12.60 def. John John Florence (HAW) 11.60

HURLEY PRO AT TRESTLES ラウンド5公式結果:

Heat 1: Mick Fanning (AUS) 12.90 def. Julian Wilson (AUS) 12.76

Heat 2: Kelly Slater (USA) 15.94 def. Jeremy Flores (FRA) 15.44

Heat 3: Jordy Smith (ZAF) 15.93 def. Josh Kerr (AUS) 9.57

Heat 4: Adriano de Souza (BRA) 18.30 def. Gabriel Medina (BRA) 9.57

Hurley Pro at Trestlesを終えてのASP WCT ベスト5:

1. Mick Fanning (AUS) 41,250 pts

2. Joel Parkinson (AUS)

3. Kelly Slater (USA)

4. John John Florence (HAW)

5. Adriano de Souza (BRA)