シップスターンズが15年で一番いいとみなが口々に言うコンディションになった。願わくば映像が編集されてアップされてほしい。
テキスト:サム・マッキントッシュ
ケリー・スレーターが木曜日の夜、ゴールドコーストからメルボルンを経由してホバート国際空港に到着するはずだった。飛行機は到着が遅れて、午前0時を過ぎていた。マーク・マシューズがケリーとライアン・ヒップウッドのために空港に隣接するホテルの部屋を予約していたが、ケリーとは前日にテキストメッセージでやり取りをしたのみ。ケリーが本当にやってくるかどうか、誰もわかっていない。しかし、金曜日の早朝5時、きれいにシェイブされた頭がドアから半分顔を出し、そこから訝しげな目つきのケリーが現れたのだ。そうして彼はやってきた。
そこからは波や移動手段、ホテルの部屋、そして日中はどう動くかということについてはかなり熟考が重ねられた。そうしたさまざまな事柄を決定させなければならない状態のときに(翌日からもそういった状態は何度かあった)、ケリーはこう言って事態を終息させたのだ。「これだけ言わせてくれ(この言葉は注意を惹きつけるにはいい方法だ)。波が小さかったら、いずれにせよチェックアウト時間の前に帰ろう」。彼がここにいる理由はシップスターンズでサーフィンすることだ。ケリーは昔、一度だけここに来たことがあって、そのときはマーク・マシューと一つのうねりを追いかけていた。この日は風が弱かったので、波がよくなる気配はあった。
マークとライアン・ヒップウッドはジェットスキーと4WDが停めてある船着き場に行き、ケリーと僕はローカルたちと共にラインナップへ向かうため、別の船着き場へとクルマを走らせた。船着き場へ向かっている途中、ケリーは前日にゴールドコーストで自ら焼いたというオーガニックで無糖のマフィンを分けてくれた(ココナッツとバナナとメイプルシロップのマフィン。すごく美味しかった!)。そしてケリーがグーグルマップでナビゲートをし、その船着き場に辿り着いた(ケリーはケータイで見つけた他のいろんなサーフィン用アプリで気晴らしをしていた)。
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