小さい波を乗りこなそう 夏用サーフボードの選び方

チャネルアイランズサーフボード ショップマネージャーのエヴァンが店内から、チャネルアイランズサーフボードの夏向けの人気モデル、Rocket Wide、Neck Beard 2、Ultra Joeのパフォーマンス性能をご紹介します。

ULTRA JOE

Ultra Joeは、初心者~中級のサーファーにとっては画期的な上達ができるボードであり、同時に中級~上級者にとっては小さい波や弱い波の日にゆったりと楽しいセッションをしたい時のステップダウンボードとして最適なボードです。前作のAverage Joeと比較すると、最新モデルのUltra Joeはミッドレール、ソフトなダブルバンプスカッシュテール、細めのノーズ、改良されたロッカーのベースにさらにテールロッカーを追加した形状が特長です。Ultra Joeは、ハイレベルなサーファーでなくても楽しむことができるサーフボードです。様々な改良がされましたが、変わらないものは「ファンサーフィン」を楽しむモデルであるということです。

NECK BEARD 2

Neck Beard 2はStab誌のボードテスト企画動画「エレクトリックアシッドサーフボードテスト」をきっかけに開発されたモデルです。デーン・レイノルズがパフォーマンス性の高いステップダウンボードに乗るというめったにない機会の映像を見直し、Neck Beardに新しいボトム形状とロッカーを採用し、テールのアウトラインを微調整する改善を加えました。Neck Beard 2は、自分の身長よりもやや小さめのサイズで乗るのがおすすめで、タイトなターンや、リップ付近、特にリップから飛び出すアグレッシブなサーフィンに向いています。個性的で幅の広い形状「チョップテール」による大きなテール面積とシングルコンケーブのボトムとの組み合わせが、理想的な加速を生み出し、より早いトップエンドのスピードを実現します。ワイドテールのターン性能を疑う人もいますが、チャネルアイランズサーフボードのライダーらは、自分のパワーで無理なくカービングやカットバックをすることができるといっています。先日、ノエル・サラスはブログSurf n Showのライダーレビューで、「Neck Beard 2は「ワンボードクイーバー(1本でどんな波にも対応出来るオールラウンドモデル)」と絶賛しています。最後に、チャネルアイランズサーフボードプロチームのエイトン・オズボーンやパトリック・グダウスカスは、エアーが好きなサーファーにとって、Neck Beard 2は簡単に飛び出したり着地ができるパーフェクトなボードで、特にSPINE-TEK製のボードを使えば、抜群の瞬発力がある、と言っています。

ROCKET WIDE

チャネルアイランズサーフボードの2018年モデルの中で、最も多くの人々を笑顔にしたのはおそらくRocket Wideでしょう。グダウスカス兄弟との共同開発で設計し、理想的な波とは程遠いスモールコンディションでもガンガン乗れるボードを目指しました。このスモールコンディション向きのボード設計には、想像していたよりはるかに幅広い波に対応できる汎用性がありました。チャネルアイランズサーフボードのプロチームはもちろん、ノエル・サラスもライダーレビューで、Rocket Wideのパドリングのしやすさ、小波での乗りやすさに驚いています。同時に、浮力と引き換えに操作性が悪くなる多くのグロベラーと違い、Rocket Wideはハイパフォーマンスショートボードとしての性能も兼ね備えています。Rocket Wideは力がない波の時に頼りになるボードですが、ビーチに来てみたら波の高さが肩から頭くらいあったとしても、持ってくるボードを間違えたと心配する必要はありません。緩やかなエントリーロッカー、パドリングのパワーを引きだす幅広なノーズ、フラットなセクションでも走っていくように幅広くしたテールブロックがRocket Wideの特徴です。波がベストコンディションでない時でも楽しく乗れるように設計された、短めで、ボリューム感があり、緩やかにカーブを描いたスケートマシーンのようなサーフボードです。

ボードの選び方
ここで取り上げたどのサーフボードも小さな波にとても適していますが、それぞれの違いをまとめてみましょう。

Rocket Wide、Neck Beard 2、Ultra Joeのどれを選ぶか迷ったら、今の自分のサーフィンのレベルと、これからどんなサーフィンをしたいかを考えてみてください。自己分析してみることによって、自然と選択肢を絞り込むことができます。

ヤディン・ニコル – Rocket Wide

小さくてパワーのない波用のサーフボードを探している中級以上のサーファーで、それでもパフォーマンス性の高いサーフィンをしたいと考えているなら、Rocket Wideが最適です。Neck Beard 2とUltra Joeも、幅広い波に対応できる汎用性がありますが、Rocket Wideはタラタラと崩れた波でも優れたパドリングやトリミングのスピードを発揮しながら、「ショートボード」らしい乗り味も失わないサーフィンができるので、最高とは言えないコンディションの時に使えるボードだと、多くのお客様からお墨付きをいただいています。

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タナー・グダウスカス – Neck Beard 2

Neck Beard 2は小さい波でも素晴らしい性能を発揮しながら、よりパフォーマンス性を重視したサーフボードです。Rocket Wideとの大きな違いは、エアーが好きな人に向いているということです。また、Neck Beard 2を候補に挙げるのは、普段より悪いコンディションでも、よりアグレッシブに乗れるパフォーマンス性の高いボードを探している中級から上級のサーファーといえるでしょう。Rocket WideとNeck Beard 2はどちらも、海に来てみたら想像していたよりいい波だったという時でも使えるボードだということも注目すべき点です。思っていたより大きないい波が来ている時には、FeverやHappyといったパフォーマンス性の高いボードを持ってくればよかったと思うかもしれませんが、どちらのサーフボードも良いコンディションの時にも素晴らしい性能を発揮します。

Neck Beard 2の詳細はこちら

Ultra JoeがRocket WideやNeck Beard 2と大きく異なるのは、初心者から中級のサーファーが画期的な上達ができることを目的に開発されたサーフボードだということです。しかし同時に重要なのは、中級から上級のサーファーにとっては小さい波や弱い波の日にゆったりと楽しいセッションをしたい時のステップダウンボードとしても最適でもあるということです。典型的なハイパフォーマンスボードショートボードの使用感を求めているのでなければ、間違いなくRocket WideやNeck Beard 2ではなくUltra Joeがおすすめです。

Ultra Joeの詳細はこちら

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