OG FlyerとNew Flyer:最適なのはどちら?

ポイント

OG FlyerとNew Flyerを直接比較してみると、OG Flyerの方がストレートなアウトラインで、高いドライブ性能とダウンザラインのスピードが得られるよう長さのあるサーフボードになっています。このドライブ性能と緩やかなロッカーを活かして、いくつものセクションを滑っていくことができると同時に、大きめの波にも対応できます。一方、カーブを描いたデザインのNew Flyerは、バーティカルなサーフィンが必要となるポケットが狭い小さな波で愛用するサーファーが多いサーフボードです。

Flyerシリーズのプロフィール

Flyerシリーズの初代モデルThe Flyerは、1999年に発売されてすぐに、小波からミドルサイズの波用のサーフボードとして人気の高いアル・メリックの代表作のひとつとなりました。それ以来このモデルは、チャネルアイランズサーフボードチームのライダーとお客様のどちらのニーズにも応えられるよう、幾度となく改良を重ねてきました。そしてたくさんの声にお応えして、特に多かった要望を実現したのが、2013年発売のNew Flyerと、2017年発売のOG Flyerです。読んでいただいておわかりのとおり、New Flyerの方がOG Flyerよりも先に発売されていますが、どちらも1999年に発売されたFlyerシリーズの最初のモデル、The Flyerから進化したサーフボードです。どちらのモデルにも共通するのは滑り出しのスピードが抜群に速いことです。では、あなたにぴったりのサーフボードはどちらでしょうか。

どちらがぴったりか、その答えは?

同じDNAを持ち、どちらも素晴らしいサーフボードなので、どちらかを選ぶのは難しいかもしれません。そのような声を聞き、私たちはこの2つの代表的な違いを解決するため、OG FlyerとNew Flyerを並べて比較しました。

OG Flyer

現在、チャネルアイランズサーフボードのヘッド・シェイパーであるブリット・メリックは、Flyerシリーズの中で特にOG Flyerについて、「チャネルアイランズサーフボードの創設者である父のアル・メリックが、1990年代後半に当時のトップサーファーたちと開発を重ねていた時に思い描いていたものにできる限り近づけたサーフボード」だと言います。

日常的なコンディションで毎日サーフィンするのにベストなサーフボードであるOG Flyerは、シングルコンケーブから始まり、ミドルにかけてダブルコンケーブに変わり、テールにかけてはVeeが加わるモデルです。また、アル・メリックの専売特許であるバンプスカッシュと若干ダウンしたレール、そして絶妙なかぎ鼻ノーズを備えています。

毎日乗れるサーフボードとして、「カリフォルニアショートボード」の異名を持つOG Flyerは、オールラウンド性という点では圧倒的に他のモデルに勝っています。自分の身長とほぼ同じ長さで乗るのがおすすめです。上の写真で身長172cmのコナー・コフィンは、5’9″ x 18 5/8″ x 2 5/16″に乗っています。

OG Flyerの発売後、さまざまなサーフボードのライダーレビューを書いているノエル・サラスは、2017年にレビューを書いたいくつものモデルの中からOG Flyerをお気に入りのサーフボードのひとつに挙げて太鼓判を押しました。175cmのノエルは、自身のOG Flyer 5’8 x 18 3/4″ x 2 5/16″は、2フィート(ヒザ)から6フィート(オーバーヘッドサイズ)まで幅広い高さの波に対応できる、万能な日常使い用のサーフボードだと言っています。5’8はサラスにとってはいつものグロベラーとショートボードの中間の長さだそうですが、通常なら2枚のサーフボードでカバーするような幅広い高さの波に1枚のサーフボードで対応できるOG Flyerの性能に驚いたと言います。

New Flyer

ブリット・メリックはこのように語っています。「New Flyerの開発にはボビー・マルティネスが助けになってくれました。ボビーの動画を見ると、彼がとてつもないサーフィンをすることがわかります。ボビーのサーフィンはとてもスピードがあって素早く、かつパワフルで動きが機敏で、波のどの面でもスピードを加速していきます。それがボビーのサーフィンでもあり、このNew Flyerの特徴でもあります。New Flyerに乗れば、あなたもボビーのようなサーフィンができるでしょう。-難しいかもしれませんが、でも、できる可能性はあります。」
また、チームライダー大野“MAR”修聖のお気に入りモデルです。

Flyerシリーズの初代The FlyerやOG Flyerに見られるとがったノーズ形状をプレーンな形状に再構成したことにより、短いカーブを描いたレイルラインながらも同じボリュームをキープ。従来からのゆるやかなカーブを描いた2つのロッカーコンビネーションに、フロントフィンの位置からスパイラルVeeを加えて、クイックなレイルトゥレイルのサーフィンを可能にしました。さらにこのモデルの特徴であるメリックヒップにより、タイトな弧を描くターンも実現しています。

ボビー・マルティネス は身長170㎝、75kg 、New Flyer  5’6 x 19″ x 2 5/16″クワッドフィンセットアップに乗っています。

New Flyerのアウトラインは、長さが短く幅がワイドなデザインになっています。スタンダードとグロべラーのディメンションをご用意しており、ストックサーフボードもいろいろなオプションから選ぶことができます。

ボビーは数年前にコンテストシーンから退き、それからはCTツアーシリーズで乗ったものとはまったく異なるディメンションのサーフボードに乗り始めました。当時おもに使っていたサーフボードは6’0 x 18 3/8 “x 2 5/16″でしたが、現在は5’6 x 19 “x 2 5/16″です。

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